【新生児~】赤ちゃんの育児、月齢順・お世話の完了サイン
赤ちゃんの成長につれてお世月齢順・話の内容や種類は変化していきます。
赤ちゃんのお世話は様々なものがあり、始めるタイミングというのはよく分かっていても、やめるタイミングというのはあまり知らないものです。
本当はやめてもいいお世話なのに気づかず、必要のないお世話を続けていると、ママパパが大変なだけではなく、赤ちゃんの発達によくないこともあります。
今回は赤ちゃんのお世話の適切なやめ時について0ヶ月から1歳までの月齢順にみていきたいと思います。
あくまでも目安であり、必ずやめなければいけない事ではないので赤ちゃんの成長に合わせて調節してください。
0ヶ月
おへその消毒をやめる(完了サイン:おへそがしっかりと乾燥している)
生後5~10日くらいを過ぎて、おへそがしっかりと乾燥したら、おへその消毒は完了してOKです。
汚れが気になる時は入浴後にベビーオイルやオリーブオイルをつけた綿棒で拭きましょう。
生後10日を過ぎてもおへそが乾燥せずジュクジュクしていたら小児科での受診をしましょう。
夏の肌着をやめる(完了サイン:大人がTシャツ1枚で過ごせる気温)
ママがTシャツ1枚で過ごせる日には、新生児の頃から赤ちゃんも肌着を着せないで、カバーオールや2ウェイオール1枚でも大丈夫になります。
ただし、肌に刺激を与えないよう、素材選びは大切です。
綿100%の吸湿性の良いもので余計な飾りなどがついていないものを選んであげてください。
赤ちゃん用の衣類洗剤をやめる(完了サイン:肌トラブルがない)
赤ちゃんが敏感肌でなければ、0ヶ月頃から大人用と同じ衣類用洗剤を使っても大丈夫になります。
ただし、洗浄成分が衣類に残っていたりすると、肌トラブルになることもあります。
洗剤の入れすぎに注意し、しっかりすすぐようにしてください。
海外製品の柔軟剤などで肌が荒れてしまう赤ちゃんもいるようなので、万が一の肌トラブルに備えて洗剤を変えた日などは把握しておくと良いでしょう。
1ヶ月
夜中に起こして授乳するのをやめる(完了サイン:1ヶ月を過ぎて夜中に欲しがらなくなった)
0ヶ月の頃は3~4時間を目安に起こして飲ませますが体重が順調に増えていれば1ヶ月以降はわざわざ起こさなくても大丈夫。
赤ちゃんが起きて、欲しがるようならあげましょう。
沐浴布・沐浴剤の使用をやめる(完了サイン:沐浴に慣れてきた)
赤ちゃんの沐浴にママが慣れてきたら、沐浴剤の使用はやめてもOK。
洗浄料をよく泡立ててママの手でやさしく洗ってあげましょう。
赤ちゃんの安心のためや保湿ののために沐浴布を使っている場合は、ベビーバスを使っている間は使用を続けてもいいでしょう。
ベビーバスの使用をやめる(完了サイン:おへそが乾いて1ヶ月健診で問題なかった)
1ヶ月健診が無事に終わったら、大人と一緒のお風呂に入れてもOKです。
最初は一番風呂に入れて、湯温はぬるめの38~40度にし、つかる時間は低月齢で1分以内、それ以降は2~3分が目安です。
大人と一緒のお風呂が難しいようであれば、赤ちゃんが窮屈でなければベビーバスを使用しても問題ありません。
3ヶ月
赤ちゃん用の洗浄料やシャンプーをやめる(完了サイン:この頃に肌トラブルがない)
3ヶ月頃になり肌トラブルがなければ、大人と同じ洗浄料やシャンプーでもOK。
ただし、低刺激で無香料、無着色のものを選び使っていて肌トラブルが見られたらすぐに使用を中止して医師の診察を受けましょう。
肌の弱い子は引き続き赤ちゃん用洗浄料を使ったほうが安心です。
5・6ヶ月
一番風呂をやめる(完了サイン:5・6ヶ月になったら)
抵抗力が弱い首すわり前は、必ず一番風呂に入れて、5・6ヶ月以降は一番風呂でなくても構いません。
しかし毎日お湯は新しくし、家族全員が浴槽につかる前に体をお湯で流すか体を洗ってから入りましょう。
もし皮膚の病気や下痢をしている場合は、赤ちゃんより後に入ってください。
哺乳瓶の消毒をやめる(完了サイン:離乳食が始まった)
離乳食がスタートする頃には、赤ちゃんはある程度の免疫がついてきます。
使うたびにスポンジと洗剤でよく洗い、すすぎをしっかりすれば消毒はやめてもOKです。
うつぶせ寝を仰向けにするのをやめる(完了サイン:寝返り&自分の顔の向きを変えられるようになった)
うつぶせ寝はSIDS(乳幼児突然死症候群)との因果関係が指摘されています。
この完了サインができるようになったら、仰向けにしてあげなくても大丈夫です。
7ヶ月
A型ベビーカーの使用をやめる(完了サイン:腰が座った)
背面式のいわゆるB型ベビーカーやバギーは、多くのメーカーが7ヶ月頃から使用可能にしています。
腰が座ってきたらA型からB型に切り替えても問題ありません。
使用する際は必ずベルトをつけてください。
水道水を湯冷ましにするのをやめる(完了サイン:この時期になったらOK)
抵抗力が弱い6ヶ月頃までは、水道水を一度沸騰させた湯冷ましを飲ませます。
水道・住宅事情にもよりますが7ヶ月以降は加熱しなくてもOKになり、まずは少量から与えるようにしてください。
授乳後にげっぷをさせるのをやめる(完了サイン:お座りができるようになった)
体を起こした時に自然とげっぷを出せるようになるので、お座りを始めたらげっぷはさせなくても大丈夫。
授乳後10分くらいは縦抱きにしたりお座りで遊ぶなどしてげっぷが出るのを待ちましょう。
ただし吐きやすい赤ちゃんや、鼻が詰まっていて授乳時に空気を飲み込みやすい時は、ママがげっぷをさせてあげてください。
ママが抱っこしながら離乳食をあげるのをやめる(完了サイン:お座りが安定した・身を乗り出すようになった)
安定してお座りができるようになったら、ベビーラックなどに座らせて食べさせるようにしてください。
赤ちゃんがずり落ちないように姿勢がまっすぐに安定するようタオルやクッションを背中にあててあげるのもおすすめです。
上下つなぎの長ズボンタイプのカバーオールをやめる(完了サイン:お座りができるようになり、動きが活発になった)
長ズボンタイプのカバーオールはハイハイなどで動きにくいので、上下が分かれた衣類にしてあげましょう。
上着は袖周りに余裕があるもので、ズボンは股上が深いものがおすすめです。
素材は綿100%で伸縮性のあるものを選んであげるとよいでしょう。
8ヶ月
ベビーベッドの使用をやめる(完了サイン:ベッドの中で立たせると胸が柵から出る)
ベビーベッドの柵でつかまり立ちをして、転落する危険があるので立たせた時にベッドの柵から胸が出たり、寝返りやハイハイを始めたらベビーベッドはやめて布団や大人用ベッドで寝かせてあげましょう。
テープ型紙おむつをやめる(完了サイン:ハイハイやたっちができ、仰向けでのおむつ替えが大変になった)
パンツ型の紙おむつがウエスト周りがゴムになっていて、赤ちゃんが動いてもおむつ替えがしやすくなります。
おむつ替えが大変でなければテープ型を使っても良いですし、夜だけテープ型にするなど使い分けても便利かもしれません。
9ヶ月
ガーゼでふくだけの歯のケアをやめる(完了サイン:歯が8本くらい生えた)
赤ちゃん用の歯ブラシと、仕上げ磨き用の歯ブラシを用意します。
先に赤ちゃんに自分で磨かせて、その後ママが仕上げ磨きをします。
ママの膝に赤ちゃんの体を挟むようにし急に動き出さないように工夫して、手早く済ませるのがコツです。
哺乳瓶での水分補給をやめる(完了サイン:唇でスプーンを挟める・スプーンで汁物が飲める)
唇で挟みやすいようにふちが薄目で、少量ずつ飲める小さめのコップがおすすめです。
大人がコップを支え、ゴックンしたのを確認してから少量ずつあげましょう。
ストロー付き紙パックであれば大人が箱を軽く押してあげると飲むコツをつかみやすいです。
咀嚼機能の発達のために、なるべく哺乳瓶をやめてコップやストローの練習をしましょう。
1歳
抱っこひもやベビーカーだけのお散歩をやめる(完了サイン:あんよが上手になった)
あんよが上手になったら、お散歩中にずっと抱っこやベビーカーにいるのではなく、近所の公園に手をつないで歩いていくなどしてみましょう。
あんよを始める前は、公園についたら抱っこひもやベビーカーなどから降ろして芝生でハイハイさせてあげてもよいでしょう。
夜中の授乳・授乳しながらの寝かしつけをやめる
栄養面では9ヶ月頃から夜中の授乳は必要ありません。
虫歯の予防のためにも、1歳頃になったら欲しがってもすぐには与えず、しばらく抱っこしたり体をトントンして寝かしつけるようにしましょう。
日中に体をつかって遊ぶと、寝つきがよくなり朝までしっかり眠れるようになってきます。
おっぱい・添い乳をやめる(完了サイン:離乳食をよく食べる・前歯が生え揃った)
突然やめるのではなく、そろそろおっぱいをやめようと伝えて、徐々に回数を減らしていきましょう。
外遊びに行くなど気分転換をしたり、授乳の代わりにスキンシップをとることも大切です。
まとめ
いかがでしたか?
当たり前のように続けていたお世話が、意外と必要なかったなんていうこともあると思います。
完了するには徐々に慣らしていく必要があるので苦労もあると思いますが、赤ちゃんの発達に合わせて無理なく次のステップに進めるとよいですね。