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今日からできる!赤ちゃんの夜泣きの6つの対策と知っておきたい原因

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赤ちゃんにとって、泣くということは生きるうえで欠かせないことのひとつです。

よく、「赤ちゃんは泣くことが仕事」と言われるくらいなので仕方がない部分はあるとはいえ、毎日のように夜泣きが続くとママの体力的・精神的に大変なものです。
また、一緒に暮らす家族にとっても赤ちゃんの夜泣きやはり大変なもの。
そこで、夜泣きの原因や対処方法など、さまざまな情報をふまえて夜泣きを考えていきたいと思います。
多くのママが通る道でもある「夜泣き」について情報を知ることで、より良い対策が見つけられるといいですね。

夜泣き対策の基本はリズム

規則正しい生活リズムは、赤ちゃんや子どもにとって健康を守る基本です。
その中心となるのが、決まった時間に眠るということです。
逆に言うと、それは一日の生活が決まったリズムで流れていくということです。

生後2~3ヶ月になると、夜、ある程度まとめて眠れるようになってきます。
その頃から基本的な生活リズムをつくっていきましょう。

  • 起床
  • 食事
  • 外遊び
  • 昼寝
  • 入浴
  • 就寝

の時間などもだいたい決めて、生活にメリハリをつけることが基本です。

大人の不規則な生活につきあう癖がつくと、赤ちゃんや子どもはなかなかスムーズに眠りにつくことはできません。
そろそろ寝る時間というときは、周りもそういう体勢に持って行きましょう。
夕食やおふろの時間もなるべく一定にして、寝る時間になったら、パジャマにに着替えさせ、歯磨きをし、おやすみなさいの挨拶をして、布団に入れます。
テレビや話し声が聞こえるようでは、子どもも落ち着きません。
夜は大人も静かに過ごして、家庭全体の雰囲気作りも大切です。
睡眠のリズムをしつけるのは、昼間たっぷりと遊ぶことと、親自身の生活リズムを整えることが重要な条件といえそうです。

夜泣き対策6つのポイント

まず、昼と夜の区別がまだはっきりと分からない低月齢(0~3・4ヶ月)の赤ちゃんについて、寝る・泣くの生活リズムをもとに、赤ちゃんがご機嫌でぐっすり寝てくれるための過ごし方と対策6ポイントをご紹介します。

①朝の起こし方

朝はなるべく7時までには起こしてあげるのが理想的です。
起こし方のコツは以下のとおりです。

  • 起床の10~30分前にカーテンを開けて太陽の光を入れ、目を覚ましたら「おはよう」と声をかける
  • 起きぐずりの原因になるので、いきなり抱き上げて起こさない
  • これから何をするか話しかけてから抱っこやおむつ替えをする

朝の決まった習慣をつくると、昼と夜との違いがわかりやすくなります。

②昼寝の場所

日中に活動的な子のほうが、夜に長く寝る傾向があります。
1ヶ月からは起床後は寝室とは別の場所へ移動しましょう。
眠そうにしていたら昼寝をさせるのでOKですが、起きているときは外気浴やお散歩などをしてあげるとよいでしょう。
また、リズムのある運動をするとセロトニンという神経伝達物質の働きで心が穏やかになるといわれていますので、歌にあわせて手足を動かしてあげるなどすると、グズグズが減るでしょう。

③ちょこちょこ授乳を変えて

1~2ヶ月以降で赤ちゃんが1~2時間ごとに泣き、「泣いたら授乳」をしているママはあやし方を変えてみることを試してみてください。
そうすることで少しずつ授乳間隔が開き、授乳でグズることが減ってくる場合があります。
ちょこちょこ授乳は排尿・排便も頻回になり、夜中に起きる原因にもなります。
空腹時以外には授乳に頼らず次のような手順を試してみてください。

泣く→おむつチェック→おなかや胸のマッサージ→手足を動かして歌を1曲→うつぶせで背中やおしりのマッサージ→抱っこや好きなおもちゃであやす→それでも泣いたら授乳

④寝る30分前にお風呂を入れ終わる

人間は体温が下がる時に眠気を感じます。
入浴後、すぐに寝かしつけるとグズる赤ちゃんも多いようです。
すんなりと眠れるようにするには、夜の寝かしつけを始める30分前には入浴を済ませておくとベストです。
可能であれば赤ちゃんがグズグズし始める夕方頃にお風呂に入れて、入浴後落ち着いてから就寝をするとスムーズでしょう。

⑤寝る時間と寝る前の時間

遅寝だとグズる赤ちゃんが多いようです。
できれば夜21時までの就寝を目標にしてリズムをつくってあげるとよいでしょう。
寝る前の30分はママと赤ちゃんのいちゃいちゃタイムとして、部屋を暗くしてスキンシップをとりながら授乳をしてゆったり静かに過ごしましょう。
おっぱいやミルクの途中で寝てしまうと飲み足りなくて途中で起きてしまう原因にもなるので、足の裏をくすぐったり、軽くトントンしたりしながら十分に飲んでもらうようにします。

⑥寝言泣きは見守る

眠りが浅い時、赤ちゃんも寝言を言ったり体をモゾモゾ動かしたり泣いたりします。
これは「寝言泣き」といって必ずしも何かをしてほしいわけではありません。
眠りが浅い時に起こすと浅い眠りのたびに起きてしまう癖がついてしまうことも。
授乳のタイミング以外で泣いたら「寝言泣き」の可能性もあるので、何もせずに1~2分見守ってみてください。

赤ちゃんはママのお腹の中で朝と夜に関係なく、寝たり起きたりしています。
大人は体内時計の働きにより、朝起きて夜寝るという睡眠リズムができているのですが、生後1~4ヶ月の赤ちゃんは、まだこの機能が未発達。昼夜の区別がつかないために、短いサイクルで寝たり泣いたりを繰り返すことで夜泣きが起こります。
とはいえ、急に大人の睡眠リズムに赤ちゃんを合わせることはできませんね。
赤ちゃんの体内時計が出来始めるのは4ヶ月頃といわれているからです。

夜泣きの原因として考えられること

赤ちゃんが夜泣く時に考えられる原因としては次のようなことが考えられます。

おむつが濡れている

母乳やミルクを飲んでいる赤ちゃんは、おしっこやうんちの回数が多いので、赤ちゃんが泣く原因として夜泣きに限らず多くあるでしょう。
授乳しひと段落してウトウトし始めたらすぐおむつが汚れて再び起こされる、ということもありますので、すぐに変えられるようおむつは近くに用意しておくなど工夫するとよいでしょう。

お腹がすいている

赤ちゃんが夜泣きをしてしまうのは、多くのケースでお腹が空いているときです。
生まれてすぐの赤ちゃんは2~3時間おきに授乳が必要ですから、夜中でもお腹が空いておっぱいを求めます。
ママも体力的に辛い時期ですが、徐々に授乳間隔が安定してくると長い時間寝てくれるように変わってきますので、パパや家族にも協力してもらい昼間に体を休めるなどしてこの時期を乗り越えてくださいね。

布団が重たい、暑い、寒い

赤ちゃんが夜泣きをする理由に、お布団が寒くて眠れない・暑くて眠れないということもあります。
赤ちゃんの体温は平熱が37.5度前後と高めなので、寒い季節だからといってお布団や服を重ねすぎるとのぼせてしまうでしょう。
また、暑い季節に冷房を強くして寒すぎてもいけません。
赤ちゃんは体温調整が難しいので、顔色を見ながら温度調整してあげるようにしましょう。

寂しさ・不安

赤ちゃんが夜泣きをするとき、寂しさや不安を感じていることがあります。
胎内にいるときは、常にお母さんの鼓動や温かさを感じていましたが、今はお布団だけなので急に不安になってしまいます。
抱っこして肌を密着させる(鼓動が聞こえるように左胸に顔をあててあげるのもおすすめです)と安心する場合が多いので、添い寝の状態で体をつけるか、それでも泣いてしまう場合は起きて抱っこしてあげましょう。
赤ちゃんが夜泣きをするときは、寝る前にたっぷりとスキンシップを取っておくこともオススメです。
最近よく耳にする「ベビーマッサージ」などでリラックスを促すことで質の良い深い睡眠になるとも言われています。
残念ながら全ての赤ちゃんがベビーマッサージが好きとは限りませんが、様子を見ながら進めていくと良いでしょう。

原因不明

おむつも替えて授乳もして汗もとくにかいていない…と思いつくものを全て確認しても泣き止まない場合もあるものです。
体調不良から泣いている場合は注意が必要なので、普段と様子が違う場合は受診を。
夜中に泣き出してしまうと、近隣に迷惑がかかるのではないかと気持ちが焦るママも多いでしょう。
しかし、そのような気持ちは赤ちゃんにも伝わってしまいますので、焦らず気持ちをゆったり持つことが大切です。
もし可能であれば近隣へあいさつし、しばらくの間夜泣きで迷惑をかけるかもしれないと伝えておくと気持ちがスッキリするでしょう。

昼間の興奮

初めて公園に連れて行った日の夜泣きがひどかったというケースがありますが、昼間の興奮が夜まで長引き、眠りを浅くして夜泣きを引き起こしてしまうことがあります。
何か怖い思いをして夜泣きをするケースもありますし、いつもとお散歩のコースが違っただけでも夜泣きをすることがあります。
更に、知らない人と会ったことが刺激になることもありますが、これは脳が発達している証拠ともいえるものなので、夜泣きを防ぐために新しい場所や人を避けていては赤ちゃんのためによくありません。
赤ちゃんにとっては必要な刺激なので、歌をうたってあげたりトントンしてあげるなど落ち着かせてあげてください。

まとめ

いかがでしたか?
夜泣きについても様々な個人差があるため、0才のうちに夜寝たら朝まで起きない子もいれば、小学生になっても夜に泣いてしまう子もいます。
夜泣きの原因はママにあると言われて不安になったり焦ってしまうママもいますが、あくまでも睡眠リズムに個人差があったり脳の発達段階で起こるものがあるので気にしないでください。
体に不調があって泣いているのでなければ、生活リズムの改善・おむつ・授乳・部屋の温度とひとつひとつクリアにしていくことがママのできる最大限のお世話です。
夜泣きはいつかは必ず終わるものと思って、ゆったりした気分で赤ちゃんもママも楽しく過ごしてくださいね。